2011年10月10日月曜日

どうしてMacintoshのビジネスアプリを開発し続けているのか。


時々聞かれることなので、ここで改めて答えたいと思います。私(吉田)にとっては、大学で使ったDEC社のPDP-11のMacro-11とFortranを下宿でも使いたいと思ったことがパソコンへの最初の動機となりました。その後APPLE II を手に入れて『LISA2.5』という6502アセンブラで、尺取り虫ゲームを作ったのが、プログラマへの入り口となりました。UCSD Pascalにより構造化プログラミングを習い、Macintoshの登場と、4th Dimensionという高機能データベースとの出会いが、その後の方向を決定付けたように思います。
NeXT CUBEでは、UNIX-Machと、SYBASEデータベースに出会い、NeXTは10年先を行っているコンピュータだと思いました。Macintoshの4Dと、NeXTのSYBASEを連携したビジネスソフトの開発を行いました。時は流れて2011年10月10日の今日でも、当時の経験が生きているように思います。APPLEのパソコンの歴史と共に歩んできました。
ですから、全国のMacintoshユーザーに伝えたい事があります。マーベルコンピュータでは、これからも、いつまでも、Macintoshがある限り、最高の機能を持つ『Macintosh用のビジネスアプリを出し続けます。』

スティーブ・ジョブズに教えてもらったこと。

私(吉田)がスティーブ・ジョブズから教えてもらったことの1つに、自らが高い基準を持ち、それに向かって妥協しないで、トコトン納得できるまでやることです。『BIZTREK Back-Office』の開発ミーティングでも、ソフトウエアの仕様設計の際に、様々な可能性を考えきったうえで、ギリギリの選択をする時があります。表面からは見る事のできない、ソフトウエア設計の中心部分に関してです。それは、何かの製品や作品(音楽・芸術)やサービスを創造する人たちも同じことだと思います。
『BIZTREK』は、極端な事を言えば、『単なる伝票処理のプログラム』ということになります。売上管理ができて、伝票印刷が出来れば、それで良いものかも知れません。しかしながら『BIZTREK』の基本設計の一つに『スムーズなワークフローを実現する』という、大変重要なテーマを持っています。『BIZTREK』は弊社の開発スタッフが、総力を結集して開発しています。次にリリースする『BIZTREK Back-Office』に、『ワークフロー』機能を付けます。ご期待ください。

2011年10月6日木曜日

部分最適から全体最適へ---->『BIZTREK』が目指すもの。


世の中に存在しているほとんどの業務ソフトは『部分最適』を実現することを目的に開発されています。たとえば『ネット受注管理ソフト』の場合は、複数のモール対応をうたっている製品は多いですが、しっかりとした仕入買掛管理ができるものは無いようです。そのため『販売仕入ソフト』を導入して、CSVデータによる仕入データ転送を行います。(両方のソフトに同じ仕入伝票を手入力する場合もあります。)実際にはこの2つの部分最適ソフト間でも、CSVデータによる同期は難しいようです。ここに『POSレジ』が加わったらデータ転送の処理は殆ど不可能になります。この図に示した4つの部分最適ソフトで、全社的な商品マスタや在庫管理が可能でしょうか?『BIZTREK』は、全体最適を理想的なかたちで実現し、また拡張性を持たせることも可能なソフトウエアとして開発されました。

2011年9月21日水曜日

東工大CUMOT ストラテジックSCMコース


東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科では、『ストラテジックSCMコース』の募集をしていました。残念ながら2011年秋コースの募集は締め切られてしまいましたが、来年の春にも開催されるようです。現場の経験が豊富で、かつ熱心な講師陣からは最高のレベルのSCM(サプライチェーン・マネジメント)を学ぶ事ができます。
『サプライチェーンの全体最適』を実現するためには、多くの超えなければいけないハードルが有りますが、関係者同士の『信頼関係』こそが最も大切な要素です。社内の調整は勿論ですが、社外の関係者とも綿密な関係を構築することで、『CPFR』(シーファ)『共同してプランを立て、需要予測し商品補充する』という一連のサプライチェーン全体がうまく流れ始めます。『BIZTREK』は『サプライチェーンの全体最適』を実現する目的で開発されています。

2010年6月30日水曜日

販売チャネルの多様化に向けて。


昨日、ユーザー様にお伺いして、販売仕入システムに対するご要望をお聞きしました。カタログ上の商品点数が1万件を超えていて、全ての商品を取扱う訳ではないが、商品マスタへの登録は必要とのこと。毎年、新たな商品が追加されるため、13桁のJANコードも、どこかの段階で使い回しが行われる可能性もあります。代理店への卸業務の他に、直営店が2店舗、楽天とAmazonへの出店もされています。販売チャネルが複数になるため、本社業務部で行う仕事が、大変な様子です。
1:代理店への委託商品の処理。
2:直営店のPOSシステムが異なるため、商品マスタの登録業務。売上データの合算。
3:特に、楽天、Amazonへの商品登録や、注文出荷処理に、手間が掛かっているようです。
BIZTREKは多様化した販売チャネルに対して、効果的に業務処理を行うために開発されました。

2010年6月24日木曜日

店舗の売上・在庫状況をリアルタイムに本社から見たい。


本日、お問い合わせ頂いたのは、現在まだ1店舗ですが、本社から店舗の売上と在庫をリアルタイムで見たいというものでした。近い将来、さらに新店舗の出店を予定していて、今の段階で将来を見越してシステム化を検討したいとのことでした。また、営業担当者はモバイル・パソコンから売上伝票入力・在庫参照を行います。『BIZTREK』は、全ての業務処理がリアルタイムに行われるのが特徴です。導入例として、全国に5拠点、8店舗を持つアパレルショップ、さらに本社では5人が掛売・卸売の処理を同時に行っています。『BIZTREK』は、小売りPOSの『プルマージュ』と、本社業務処理の『バックオフィス』が、データベース・サーバー内で商品在庫を一元管理しています。さらに『NetBacks』により、ネットショップからの受注処理も行います。リアルタイム処理によって、速やかで正確な経営判断が行えると、ユーザー様に好評です。